「ファストフード世界同時アクション」東京実行委員会議は本日、記者会見を開催しました。以下、その内容です。
1． 行動の背景
２０１２年１１月以降、全米１００都市以上でファストフード労働者がストライキ。
全米で大きなニュースに。
全米で最低賃金時給15ドルを要求。
オバマ政権も連邦最低賃金引上げの計画。時給7.25ドル→10.10ドル。
コネティカット州、メリーランド州などで時給10ドルを超える州最低賃金導入決定。
アメリカのマクドナルドＣＥＯは、全米のマクドナルドの従業員の企業内最低賃金を時給１０．１０ドルにすると決定。
ファストフード労働者や小売り大手のウォルマートやギャップの賃金が、労働市場の最低水準となっており、一方で、多国籍資本が多額の利益を得ている。
ファストフード労働者、小売り業の労働者に公正な賃金を保障することが必要。
２０１４年５月１５日に全世界同時アクションが呼びかけられ、世界全米158都市、世界36カ国、93都市で行動が取り組まれた。
２０１４年５月１５日の「世界同時アクション」の行動がおこなわれた国名。
日本、アメリカ、アンティグア・バーブーダ、ニュージーランド、フランス、インドネシア、タイ、フィリピン、アイルランド、ドイツ、バミューダ、コロンビ ア、イタリア、ブラジル、ベルギー、アルゼンチン、韓国、イギリス、モロッコ、スリランカ、デンマーク、スイス、フィンランド、中国（香港）、パキスタ ン、ネパール、マラウイ、インド、ノルウェイ、パナマ、プエルトリコ、エルサルバドル、ドミニカ共和国、スウェーデン、台湾、トリニダット、マルタ
２０１４年５月１５日の「世界同時アクション」の行動がおこなわれた日本の都市
東京、秋田、青森、福岡、福島、岐阜、八戸、鹿児島、甲府、京都、松山、水戸、盛岡、長野、長崎、名古屋、奈良、大分、岡山、大阪、佐賀、札幌、仙台、静岡、高崎、徳島、山形
2． 日本のファストフード労働者の賃金水準
マクドナルド：都心部で時給９５０円～１０００円程度。（最低賃金は時給８８８円）。
フルタイムで年収１８６万円。
マクドナルド：さいたま市で時給８１０円～８５０円。（最低賃金は時給８０２円）。
フルタイムで年収１５８万１０００円。
人手不足でアルバイト・パートの賃金が上昇しているといっても、この程度。フルタイムでもワーキング・プア。生活保護基準を割り込む。
最低賃金の大幅引き上げ、パート・アルバイトの大幅賃上げは不可欠。
経営者の収入は莫大。
例： 日本マクドナルドホールディングス（ＨＤ）の会長を２０１５年３月２５日に退任した原田泳幸氏の２０１４年の役員報酬と退職慰労金の総額が３億３９００万 円（役員報酬１億６９００万円。日本マクドナルドＨＤの退職慰労金８４００万円。日本マクドナルドからの退職慰労金８６００万円）。
サラ・カサノバ社長も昨年の報酬総額が１億７００万円。
単純計算で、ファストフード店のアルバイト労働者の１００倍以上の報酬を経営者は得ている。これは公正なのか？
格差を拡大・固定させている。
今回の要求。時給１５００円の根拠。
フルタイム労働者の所定内労働時間でみると年間１８６０時間。
時給１５００円×１８６０時間＝年収額面２７９万円。
人間らしい生活をするための最低限の年収。
３．２０１５年４月１５日（水）東京での「ファストフード世界同時アクション」
開催期日
２０１５年４月１５日（水）１５時～
世界統一スローガン
Fair Pay.Respect.For All Fast Food Workers.
（ファストフード労働者の権利を尊重し公正な賃金を！）
世界３０カ国以上で行動が行われる予定。
＜東京アクション概要＞
名称「ファストフード世界同時アクション」
主催「ファストフード世界同時アクション」東京実行委員会
独自スローガン
「時給￥１５００ これが常識。」
「働きすぎはもう終わりだ。」
時給１５００円とともに長時間労働をやめさせようとスローガンにした。
「定額働かせ放題」法案が出ていることを危惧。
正社員でも労働時間で割ると最低賃金を割り込んでいる低賃金は若い人たちを中心に拡大している。
日時 ４月１５日（水）１５時に開始。
場所 渋谷センター街入口集合
その後、渋谷ハチ公前広場でアピール行動。
だれでも参加できる行動として呼びかけている。
＜アクションのTwitter＞
https://twitter.com/up1500
＜アクションのFacebook＞
https://www.facebook.com/up1500
＜ハッシュタグは＞
#FastFoodGlobal
#fightfor15
４．全国への呼びかけ。
1 ４月１５日に全国のファストフード店の前でプラカードを掲げてほしい。
2 写真や動画を送ってほしい。
3 だれでも参加できます。
4 労働組合に加入してほしい。（個人加盟の労働組合も各地にあります）。
（プラカードのＰＤＦデータはこちらからダウンロード→）
https://www.dropbox.com/s/r4ny3wafvi1j1pl/150403_FF_%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89.pdf?dl=0
５．４月１８日（土）アースデイ・パレードにも参加予定。
２０１５年４月１８日（土）１４時出発。
＠代々木公園野外ステージ前
＜参考＞全国の地域別最低賃金一覧
平成26年度地域別最低賃金改定状況
都道府県名 最低賃金時間額【円】 発効年月日
北海道 748 (734) 平成26年10月8日
青森 679 (665) 平成26年10月24日
岩手 678 (665) 平成26年10月4日
宮城 710 (696) 平成26年10月16日
秋田 679 (665) 平成26年10月5日
山形 680 (665) 平成26年10月17日
福島 689 (675) 平成26年10月4日
茨城 729 (713) 平成26年10月4日
栃木 733 (718) 平成26年10月1日
群馬 721 (707) 平成26年10月5日
埼玉 802 (785) 平成26年10月1日
千葉 798 (777) 平成26年10月1日
東京 888 (869) 平成26年10月1日
神奈川 887 (868) 平成26年10月1日
新潟 715 (701) 平成26年10月4日
富山 728 (712) 平成26年10月1日
石川 718 (704) 平成26年10月5日
福井 716 (701) 平成26年10月4日
山梨 721 (706) 平成26年10月1日
長野 728 (713) 平成26年10月1日
岐阜 738 (724) 平成26年10月1日
静岡 765 (749) 平成26年10月5日
愛知 800 (780) 平成26年10月1日
三重 753 (737) 平成26年10月1日
滋賀 746 (730) 平成26年10月9日
京都 789 (773) 平成26年10月22日
大阪 838 (819) 平成26年10月5日
兵庫 776 (761) 平成26年10月1日
奈良 724 (710) 平成26年10月3日
和歌山 715 (701) 平成26年10月17日
鳥取 677 (664) 平成26年10月8日
島根 679 (664) 平成26年10月5日
岡山 719 (703) 平成26年10月5日
広島 750 (733) 平成26年10月1日
山口 715 (701) 平成26年10月1日
徳島 679 (666) 平成26年10月1日
香川 702 (686) 平成26年10月1日
愛媛 680 (666) 平成26年10月12日
高知 677 (664) 平成26年10月26日
福岡 727 (712) 平成26年10月5日
佐賀 678 (664) 平成26年10月4日
長崎 677 (664) 平成26年10月1日
熊本 677 (664) 平成26年10月1日
大分 677 (664) 平成26年10月4日
宮崎 677 (664) 平成26年10月16日
鹿児島 678(665) 平成26年10月19日
沖縄 677(664) 平成26年10月24日
全国加重平均額 780
(764)
※ 括弧書きは、平成25年度地域別最低賃金額
1． 行動の背景
２０１２年１１月以降、全米１００都市以上でファストフード労働者がストライキ。
全米で大きなニュースに。
全米で最低賃金時給15ドルを要求。
オバマ政権も連邦最低賃金引上げの計画。時給7.25ドル→10.10ドル。
コネティカット州、メリーランド州などで時給10ドルを超える州最低賃金導入決定。
アメリカのマクドナルドＣＥＯは、全米のマクドナルドの従業員の企業内最低賃金を時給１０．１０ドルにすると決定。
ファストフード労働者や小売り大手のウォルマートやギャップの賃金が、労働市場の最低水準となっており、一方で、多国籍資本が多額の利益を得ている。
ファストフード労働者、小売り業の労働者に公正な賃金を保障することが必要。
２０１４年５月１５日に全世界同時アクションが呼びかけられ、世界全米158都市、世界36カ国、93都市で行動が取り組まれた。
２０１４年５月１５日の「世界同時アクション」の行動がおこなわれた国名。
日本、アメリカ、アンティグア・バーブーダ、ニュージーランド、フランス、インドネシア、タイ、フィリピン、アイルランド、ドイツ、バミューダ、コロンビ ア、イタリア、ブラジル、ベルギー、アルゼンチン、韓国、イギリス、モロッコ、スリランカ、デンマーク、スイス、フィンランド、中国（香港）、パキスタ ン、ネパール、マラウイ、インド、ノルウェイ、パナマ、プエルトリコ、エルサルバドル、ドミニカ共和国、スウェーデン、台湾、トリニダット、マルタ
２０１４年５月１５日の「世界同時アクション」の行動がおこなわれた日本の都市
東京、秋田、青森、福岡、福島、岐阜、八戸、鹿児島、甲府、京都、松山、水戸、盛岡、長野、長崎、名古屋、奈良、大分、岡山、大阪、佐賀、札幌、仙台、静岡、高崎、徳島、山形
2． 日本のファストフード労働者の賃金水準
マクドナルド：都心部で時給９５０円～１０００円程度。（最低賃金は時給８８８円）。
フルタイムで年収１８６万円。
マクドナルド：さいたま市で時給８１０円～８５０円。（最低賃金は時給８０２円）。
フルタイムで年収１５８万１０００円。
人手不足でアルバイト・パートの賃金が上昇しているといっても、この程度。フルタイムでもワーキング・プア。生活保護基準を割り込む。
最低賃金の大幅引き上げ、パート・アルバイトの大幅賃上げは不可欠。
経営者の収入は莫大。
例： 日本マクドナルドホールディングス（ＨＤ）の会長を２０１５年３月２５日に退任した原田泳幸氏の２０１４年の役員報酬と退職慰労金の総額が３億３９００万 円（役員報酬１億６９００万円。日本マクドナルドＨＤの退職慰労金８４００万円。日本マクドナルドからの退職慰労金８６００万円）。
サラ・カサノバ社長も昨年の報酬総額が１億７００万円。
単純計算で、ファストフード店のアルバイト労働者の１００倍以上の報酬を経営者は得ている。これは公正なのか？
格差を拡大・固定させている。
今回の要求。時給１５００円の根拠。
フルタイム労働者の所定内労働時間でみると年間１８６０時間。
時給１５００円×１８６０時間＝年収額面２７９万円。
人間らしい生活をするための最低限の年収。
３．２０１５年４月１５日（水）東京での「ファストフード世界同時アクション」
開催期日
２０１５年４月１５日（水）１５時～
世界統一スローガン
Fair Pay.Respect.For All Fast Food Workers.
（ファストフード労働者の権利を尊重し公正な賃金を！）
世界３０カ国以上で行動が行われる予定。
＜東京アクション概要＞
名称「ファストフード世界同時アクション」
主催「ファストフード世界同時アクション」東京実行委員会
独自スローガン
「時給￥１５００ これが常識。」
「働きすぎはもう終わりだ。」
時給１５００円とともに長時間労働をやめさせようとスローガンにした。
「定額働かせ放題」法案が出ていることを危惧。
正社員でも労働時間で割ると最低賃金を割り込んでいる低賃金は若い人たちを中心に拡大している。
日時 ４月１５日（水）１５時に開始。
場所 渋谷センター街入口集合
その後、渋谷ハチ公前広場でアピール行動。
だれでも参加できる行動として呼びかけている。
＜アクションのTwitter＞
https://twitter.com/up1500
＜アクションのFacebook＞
https://www.facebook.com/up1500
＜ハッシュタグは＞
#FastFoodGlobal
#fightfor15
４．全国への呼びかけ。
1 ４月１５日に全国のファストフード店の前でプラカードを掲げてほしい。
2 写真や動画を送ってほしい。
3 だれでも参加できます。
4 労働組合に加入してほしい。（個人加盟の労働組合も各地にあります）。
（プラカードのＰＤＦデータはこちらからダウンロード→）
https://www.dropbox.com/s/r4ny3wafvi1j1pl/150403_FF_%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89.pdf?dl=0
５．４月１８日（土）アースデイ・パレードにも参加予定。
２０１５年４月１８日（土）１４時出発。
＠代々木公園野外ステージ前
＜参考＞全国の地域別最低賃金一覧
平成26年度地域別最低賃金改定状況
都道府県名 最低賃金時間額【円】 発効年月日
北海道 748 (734) 平成26年10月8日
青森 679 (665) 平成26年10月24日
岩手 678 (665) 平成26年10月4日
宮城 710 (696) 平成26年10月16日
秋田 679 (665) 平成26年10月5日
山形 680 (665) 平成26年10月17日
福島 689 (675) 平成26年10月4日
茨城 729 (713) 平成26年10月4日
栃木 733 (718) 平成26年10月1日
群馬 721 (707) 平成26年10月5日
埼玉 802 (785) 平成26年10月1日
千葉 798 (777) 平成26年10月1日
東京 888 (869) 平成26年10月1日
神奈川 887 (868) 平成26年10月1日
新潟 715 (701) 平成26年10月4日
富山 728 (712) 平成26年10月1日
石川 718 (704) 平成26年10月5日
福井 716 (701) 平成26年10月4日
山梨 721 (706) 平成26年10月1日
長野 728 (713) 平成26年10月1日
岐阜 738 (724) 平成26年10月1日
静岡 765 (749) 平成26年10月5日
愛知 800 (780) 平成26年10月1日
三重 753 (737) 平成26年10月1日
滋賀 746 (730) 平成26年10月9日
京都 789 (773) 平成26年10月22日
大阪 838 (819) 平成26年10月5日
兵庫 776 (761) 平成26年10月1日
奈良 724 (710) 平成26年10月3日
和歌山 715 (701) 平成26年10月17日
鳥取 677 (664) 平成26年10月8日
島根 679 (664) 平成26年10月5日
岡山 719 (703) 平成26年10月5日
広島 750 (733) 平成26年10月1日
山口 715 (701) 平成26年10月1日
徳島 679 (666) 平成26年10月1日
香川 702 (686) 平成26年10月1日
愛媛 680 (666) 平成26年10月12日
高知 677 (664) 平成26年10月26日
福岡 727 (712) 平成26年10月5日
佐賀 678 (664) 平成26年10月4日
長崎 677 (664) 平成26年10月1日
熊本 677 (664) 平成26年10月1日
大分 677 (664) 平成26年10月4日
宮崎 677 (664) 平成26年10月16日
鹿児島 678(665) 平成26年10月19日
沖縄 677(664) 平成26年10月24日
全国加重平均額 780
(764)
※ 括弧書きは、平成25年度地域別最低賃金額
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