2015年11月5日木曜日

8月「FF世界会議」現地新聞の報道

今年8月、ブラジルのサンパウロとブラジリアで「ファストフード労働者世界会議」が開催され、世界中から低賃金で働くことが強いられている労働者たちや市民団体、労働組合の活動家らが集まりました。
http://saopauloshimbun.com/archives/45024


現地の日本語新聞・「サンパウロ新聞」での報道:
「マクドナルドへ抗議デモ国際会議参加の各国代表も」
 
http://saopauloshimbun.com/archives/45024
 サンパウロ市内中心部のパウリスタ大通り(Av. Paulista)で18日昼近く、米ハンバーガーチェーン「マクドナルド」(McDonald’s)の従業員に対する「奴隷のようなひどい扱い」に抗議するデモが行われた。
 デモには同チェーンで働く人達やホテル・飲食店の従業員らが加盟する労働組合関係者らのほか、17・18日の2日間サンパウロ市内のホテルで開催 された「第1回ファストフードチェーン労働者国際会議」に出席した20カ国の代表者ら、合わせて約500人が参加。サンパウロ美術館(MASP)前を出発 した一行は、道行く市民や軍警察官らが見守る中、労働環境の改善や賃上げを求めるプラカードを掲げながら、同大通り沿いにあるマクドナルドの店舗前まで行 進した。店の前に到着後、店内に入ろうとしたデモ参加者数人と同店関係者、警備員らの間で小競り合いがあったが、大きな混乱には発展しなかった。
 デモ参加者らは、マクドナルドは休憩時間と食事を従業員から取り上げ、政府が定める最低賃金よりも低い賃金しか払わず、残業代も払わない。給与計算をごまかしており、労働時間記録と給与明細にその証拠があるなどと主張した。
 日本から来伯し国際会議に出席、この日のデモにも参加した労働組合「首都圏青年ユニオン」の神部紅(じんぶ・あかい)執行委員長によると、この日 のデモは国際会議の開催に合わせて計画、実行されたもので、19・20日に同会議が開かれるブラジリアにおいても同様のデモが計画されている。
2015年8月20日付

11月10日の報告集会では、この世界会議に日本から参加した2名と、この運動がはじまったアメリカで、中心的にキャンペーンに関わっている労働組合活動家を招いて、労働運動の新しい動きについて報告します。

◆日時:2015年11月10日(火)19:00~
◆会場:東京しごとセンター5階セミナー室
 (千代田区飯田橋3-10-3)
◆報告者:日本からの世界会議参加者2名とアメリカからの参加者。
・神部 紅(首都圏青年ユニオン 委員長)

・松元 ちえ(ジャーナリスト)
・ニック・ルディコフさん(SEIU全米サービス業従業員組合 オルガナイザー/アメリカ)
◆参加費300円
◆主催:「ファストフード労働者第1回世界会議@ブラジルの報告集会」実行委員会